近況+思ったこと

夏のインターンは8社ほど受けて、英系投資銀行B社と米系コンサルティングファームB社の2つが確定しました。まだ選考中のところもありますが、とりあえず8月は英語と読書(6月あたりから全然手が回ってない)に力を注ぎつつ、外資系の現場を体験してこようと思います。あと劇場版エヴァもまだ見てないし、最近遠くに遊びに行けてないし、ボンバーマンもしたい。9月にインターンやるところでまだ募集してるところがあるので、業界を広げつつ引き続き色々出してみる予定(´・ω・)


自分の体験や周りの状況から思ったことはたくさんあるので、その中で重要そうなことをあげていきます。3日くらいは思い出すたびに書き足す(´・ω・)


・情報は限りなく重要。夏インターンの場合なら、そもそもどの企業が行っているか、インターンではどんなことをするか、定員に対しどれくらいの申し込みがあるか、昨年以降はどのような選考プロセスだったか、どんな対策をすればいいか等など。webでの検索、詳しい友人などに頼って出来る限り広く深く集めるべし。本格的な就活が始まっても情報の集め方が分からないようでは多分どこも無理か、膨大な体力を浪費することになる。あとやはり、基本的に情報の質とアクセシビリティーは負の相関関係にある。重要な情報はどれも個人的な友人や先輩から得てるし、Kanedoだって顔見知りの友人くらいまでしか重要な情報は出さない。そう言う意味で「外に出る」「世界を広げる」ことのメリットは計り知れない。自分をより客観的に知る上でも。


・就活を早く始めることには多くのメリットがあるが、特に実感できるのはトライアンドエラーによるノウハウの蓄積。「こういうアプローチで前回は受かったが今回は落ちた。原因はどこにあるか?」を繰り返しながら、自分の問題点、人の良かったところを洗い出し、次はどうするべきかを考える。例えばGDの本番を3回程度やっただけでも、自分がとるべき戦術(下の記事参照)がグループの人数、メンバーの質、倍率=グループから何人程度通りそうか、企業の人材的な好みといった外部環境によってかなり異なることが実感でき、具体的な状況別のメソッドを考えることにつながった(´・ω・)
参考記事 http://d.hatena.ne.jp/kanedo/20090704/1246684005


・ただし、上記のようなことをいくら考えたところで、自分の中にないものが新しく湧き出てくるわけではない。結局はニ十数年の(恐ろしいほど個人差のある)積み重ねであり、戦術はあくまでその自分をどのようにして企業に見せるかという次元の話でしかない。だから、あまり細かいテクニックを過信するべきではないし、「この業界/レベルは、自分には向いてない/無理だ」と自分で感じたら、志望を変えるのが正解かもしれない(´・ω・)


・「『優秀な人』が上から順にインターンに受かる」というわけではない。自分とその周りの合否を見る限り、実際会ったり話してKanedoより優秀と思われる人がKanedoの受かったインターンに落ちてたりするし、その逆もある。理由は選考する側の企業or社員との相性、聞かれた内容と個人が持つ知識や今までに重ねた思考の相性、純然たる運、そもそもの『優秀』という主観的基準のいい加減さ、など色々あるだろうが、Kanedoはこの現象を確率的にイメージしている。ポテンシャルとして1社あたり4割の確率で受かる人、2割の確率で受かる人、受からない人、みたいな感じ。だからどんなに優秀な人でも、結果を確実にしたいならある程度数を受けることは必要。蓄積したノウハウと考察で自分をどこまで本来のポテンシャルに近づけられるかが今後の課題(´・ω・)


・学生や企業が主催してる就活セミナー的なものは、基本的に行ってもあまり意味がない。特に数百人〜数千人単位で来るやつは疲れるだけ。意義を見出すとすれば、
①GDは選考がかかっていないものでも一回くらいやっておくと対策として有意義
②コンサル対策とかマスコミ対策など業界がしっかり絞られているものなら、自分の受けたい業界について情報を得られるかも。いったことないからしらないが
③数千人が参加するフェアに行くと、ライバルが非常に多いことを実感できて気が引き締まる。
④他大の友人が少ない人は、増やしておくとよい
あたりだろうか。Kanedoはもうあんまり行く気ないけど、最初の一ヶ月位は色々顔を出してみるといいかも。少人数のものを選ぶときっとよいよ(´・ω・)


・今回のインターン活動は、空気を読んだり、お行儀のよい優等生として振る舞うことの優先度を下げ、自分の能力を最大限示すことを意図して動いた。これは自分に適したやり方だというのもあるが、「あるアプローチでとりあえずやりきってみて、その結果から直すべきところを直した新しい戦略を作る」という一種の実験でもあった。一回ごとに思いつきでコロコロ戦略を変えていては、結局積み上がるものがないためだ。結果として、少なくとも外資に対してはこの方法がそこそこ良い結果を出すことがはっきりしたので、外資に対しては今のアプローチを継続、日系に対してはもう少し姿勢を和らげてみて結果を見てみようと思う(´・ω・)


・自分にとってかけがえのない自分は、所詮他者にとって代わりのきく他者である。時にはそうでないと信じたい場合がKanedoにもあるが、就活においてはほぼ間違いなく真理であろう。だから落ちたからといって自分を否定されたように思ってあんまり凹むのはよくないが、落ちることに慣れてあっけらかんとしてるのもよくない。落ちた原因を全て運のせいにするのも成長がないので、落ちた場合は自分を振り返り原因を徹底的に考え抜くべきだが、全てのコンディションが完璧でも「運」としか言いようのない不確定要素で落ちることがあるのは間違いない。いくらセミナーに行って自己分析(笑)とかビジネス思考をインストール(笑)とか一流企業内定者と懇談会(笑)しても、貴意に沿えぬ結果となり続ける人が大勢いて、誰がそうなのかやる前から傍目には結構はっきりしているのも間違いない。我々にできるのは「結局自分にとっては、どうするのが一番いいか?」と考えるだけである。大学生活は4年だが、社会人生活は40年。その入口(もしかしたらイコール出口)となる意思決定を流されて人真似して漫然とやっていいのかしら(´・ω・)