2009年 面白かった本/ためになった本ピックアップ

こんばんは、kanedoです。今年は就活等もあって、1年次や2年次に比べると読んだ本の数は少ないのですが(ブクログへの記録もさぼってるし)、個人的に好きなを10冊ほど紹介したいと思います。書いてる途中にガキの使いが始まったので中断、気がついたら年こしてました。あけおめ(´・ω・)


<1.今年の3冊>
http://d.hatena.ne.jp/heitarosato/20091226/1261817953
誘われてないですが、これに勝手に参加します(´・ω・)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

凄まじいエネルギーの小説でした。ぜひ読んでください。


マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

初めて読んだドラッカーの本ですが、社会における企業の存在意義とは何か、企業はどのように運営されるべきかといった問題に関する洞察にあふれています。そのうちもう一度、二度と読み返す予定。


銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

先日読了と同時にランキングtop3に。現代の世界あるいは文明のパワーバランスは、どうして今のような形になったのか。世界のどの地域でも狩猟採集の生活が営まれていた氷河期の末期から、西洋文明が他の世界を支配し、圧倒しはじめた西暦1500年頃までの一万数千年間の間に、どのような要因が文明の運命を決定づけたのか。歴史の大きな流れを人種や民族性に求めるのでなく、地理的環境的な要因の説明を試みる一般向け書籍。

<2.オールジャンル おすすめの本>

産業再生機構の取締役に就いていた企業変革のプロフェッショナルが、機構の活動を振り返りながら書いた日本経済・日本企業評。「コンサルになりたい」というkanedoの思いを強めた本の一冊です。「ひとりの人間も集団としての組織も、インセンティブと性格の奴隷である。だから、個々のインセンティブ(情の論理)を理解することから全てが始まる」というメッセージが印象的でした。


企業参謀 (講談社文庫)

企業参謀 (講談社文庫)

戦略的思考に関する本の古典と言われますが、今なお全く色あせていないと思います。コンサル志望者はぜひご一読を。


市場を創る―バザールからネット取引まで (叢書“制度を考える

市場を創る―バザールからネット取引まで (叢書“制度を考える") (叢書“制度を考える”)

以前にも紹介しましたが、再掲。市場とは何か、市場の社会における役割は何か、そして市場がうまく機能するためにはどのような管理が求められるかが考察されています。経済経営系の学生が「市場原理」を語る前に、必ず一読することをおすすめします。


サブプライム危機やそれ以前の恐慌について、経済学的な観点から恐慌の起こるメカニズムを解説しています。


構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌

構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

二冊セットで。日本経済が絶望的な方向に舵を切っている今日このごろですが、次に向かう方向を決めるべき今こそ、小泉改革とは本当は何であったのかを、当事者の立場から。


新版・図説 種の起源

新版・図説 種の起源

ダーウィンの「種の起源」が、読みやすいよう再編されて図がつけられたものです。進化論は突飛な思いつきでなく、ダーウィンの徹底した観察と仮説構築から導き出された論理的帰結であることがよくわかります。


ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫)

ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫)

我々が信じている善や道徳が、どのようにして我々の豊かな感覚を殺すのか、またそれらはどのようにして生まれてきたのか。kanedoの人生に対するスタンスに何度も影響を与えている本だと思います。