初GD本番

※この記事の続きです(´・ω・)
http://d.hatena.ne.jp/kanedo/20090612/1244816408


某英系投資銀行B社の選考会に行ってきて、初めての「選考がかかったGD」を体験してきました。前の記事で、

今回は選考がかかってないから、全員がグループのアウトプットを向上させるために議論し、よいアウトプットを出すことができたが、選考がかかっていると状況が変わるかもしれない。チームでよい結果を出すよりも個人として面接官に評価されようとして、みんなが個人最適(やたら仕切りたがる、議論の流れと関係なくアイデアを連発するなど)に走り、グループ全体としてのアウトプットがダメになる可能性がある。

このような予測を行ったのですが、これがそのまま真実になりかけた感じです。いくら議論の方向を定めようとしても、みんなアイデアベースで全体の進みと関係なく発言してなかなか形にならない。「目的」を最初に決めても、それが皆で共有できていない。さて、Kanedoはこういう状況になったとき、全体のアウトプットを改善するために個人として何ができるでしょうか。結果的には、ドライバーとして議論を突き進める役になり、チームとしても提案がなんとかまとまりましたが、自分の弱点を認識する結果になった(´・ω・)


今日は就活市場で初めて(遼遠たんとかの元々の知り合いを除き)、自分より明確に頭のいい人に同じテーブルで出会いました。後から思うと、最初はその人がリーダーとして場をまとめようとしてたのですが、僕が同じことをしようとしてるのに気付いた後は全体を見て役割を変え、一歩引いて議論のロジックや方向性を調整する側に回ってくれました。この切り替え、全体を俯瞰する姿勢が、今のKanedoに一番足りないGDの能力だと思います。後から彼にもらった「君の場合コンサルを目指すなら、リーダーにならず、試しに一歩後ろに引いて俯瞰してみるといい」ってアドバイスが確信をついてた(´・ω・)


Kanedoが思うに、GDには
「みんなの議論を問題解決に向かわせる推進力になる人」
「一歩引いたところから見て議論を整える人」
「みんなの意見を集めて、納得できる形に落とし込む人」
が必要で、相当優秀な人でもまず一人二役はできないと思います。リーダーとして場の方向を定めることに脳メモリを使うと、議論のロジックを客観的に追う2番目の仕事はおろそかになる。Share Projectで我々が2位にとどまった理由もまさにそれでした。Kanedoの適性はどちらかというとロジックを追う方にあるから、誰かが適切に推進役をやってくれるなら、自分が2番目の役に回るのが全体のアウトプットを向上させるにはいい。もっと優秀な他者を信じて背中を任せられないと、よいチームプレイはできない。それでも時には、自分がドライバになるべき状況もある。その判断を最初の数分で素早くやるには、Kanedoにはまだまだ経験が足りない(´・ω・)


久々にモチベーションが上がった。彼は東大院生だったから2年違うんだけど、2年と言わずあと半年であそこまで到達してやろうじゃないか(´・ω・)<関連する良記事>
http://saikyo-shukatsu.com/2009/04/2011-messege.html

上記のことから、自分に合った会社に入るためには、本格的な採用が始まるまでの時間で企業の採用ニーズを満たすアッパー層に成長していることが重要になります。それでは、真の実力を兼ね備えたアッパー層になるためには、何が重要なのかということです。

それは『早く始める。今すぐ本気で就活を始める。』ということです。

なぜなら就活は一回きりであり、OB訪問、セミナー、エントリーシート、筆記テスト、面接、といったイベントは行われる時期が限られています。よって、同じタスクが何度も繰り返し起こる可能性が少ない。よって、ノウハウが非常に溜まりづらい。さらに、時期を逸してしまうと、機会が完全に閉ざされるということがあります。さらに、内定するためにはその企業への決意や覚悟が求められる。または、内定後の拘束が強化される可能性があるため、しっかりと企業を理解し考える時間が必要になります。

結果、就活アッパー層を目指す上で「自己分析」「ビジネス思考インストール」「就活ノウハウの積み上げ」「企業分析」といった内容がハブになるため、何より時間をかけなければならないのです。すなわち、早く始めることが就活を成功させる上で一つの大きなポイントになるということです。