Kanedoのパーフェクトからおけ教室

友人につられて歌関係。Freedom SNSより転載(´・ω・)


わたくし大学でアカペラをやってるのと、中高の音楽の先生が声楽専門の現役オペラ歌手だったもので、歌の知識をちょっぴり持ち合わせております。今日は、ふだんから意識しておくと格段に歌がうまく聞こえるtipsを紹介したいと思います(´・ω・)


カラオケがうまいと、デートの時とか、合コン的なノリで遊びに行くとき(こっちは上手さ自体より大事なこといっぱいありそうですが)プラスになります。また、歌の練習をすることはすなわち、人前で大きく、魅力的な声を出す練習でもありますので、プレゼンや人前で話すことにもポジティブな影響をあたえるかもしれません。よかったら参考にどうぞ(´・ω・)<今すぐにできる3つのこと>
好きな歌手のマネをしたり、自分なりのやり方で歌うのは大事ですが、その前に一通りの基礎を抑えてからやるとなおよくなります。

○今までの「倍」の声量で歌う
基本的に、たとえ音程が合っていても声が小さいと伝わりません。声でかいだけでうまく聞こえます。いつも歌ってる声の倍の(比喩でなく、本当に倍)大きさを出してください。普段の声が小さい人でも、体の使い方さえ覚えれば大きな声が出せます。最初は疲れたりすぐに喉が枯れたりしますが、コツがつかめるとだんだん疲れずに人より大きな声で歌えるようになります。以下参考までに、大きな声を効率的に出すために必要なことを紹介します。

①お腹から声を出す(腹式呼吸
最初に覚えるべきことです。できる人は自然にできると思いますが、できない人は寝転がって息を吸ってみると、お腹が膨らむのがわかるとおもいます。で、お腹の中の空気をだんだん下半身の方に落としてくイメージでゆっくり息を吐くと(はー、って緊張から解放される吐き方ではない)、お腹に力、というより「圧力」がかかると思います。武道とかでもやらされますが、歌う時に使うのはこの呼吸法ですので、できるようにしてください。腹式呼吸の方が教師気呼吸より入る空気も多いし、吐く息のコントロールも簡単です。

②良い姿勢+補足:マイクの持ち方
立って歌うのが望ましいのですが、恥ずかしかったら座っててもOKです。でも、猫背にならないようにしてください。息をたくさん吸える体制ならOK。あと高い声を出す時にアゴが上がってしまうのは×。痛々しい喉声になります。マイクの持ち方ですが、

くち ○--

こうなるように持ってください。立てちゃダメ。丸いところを握るのも雑音が入るからダメ。

③口の中の空間を広く取る
大きな太鼓のほうがでかい音がするのと同じで、同じ息の量で声帯を鳴らしても、口の中の空間を広くとった方が大きい音が出ます。舌の真ん中へんに団子が二つ縦に並んでる感じをイメージしてみてください。上アゴがぐっと上がると思います。この広さをずっとキープするのは無理ですが、この時の最大サイズを覚えておいて、歌ってる時に常に口の中の空間が広めになるよう意識して歌うと、声が大きくなる上に、バランスよく響く「いい声」になります。


○母音は口を大きく、子音ははっきりと
しゃべり声で使う日本語と、歌で使う日本語は、口の使い方がちょっと違うくらいに思っておいてください。オペラとかだと響きを重視するので母音が曖昧になるのですが、とりあえずポップスやロックを歌うことを想定します。
しゃべり声の時は、「あいうえお」といってもそれほど口は大きく動かないと思いますが、歌声の時は英語ばりに動かした方がはっきり聞こえます。
「あ」は口を大きく縦に開けます。「い」は口をぐっと横に引きます。「う」は口を前に気持ち突き出します。「え」は口を四角になるように大きく開け、「お」はやっぱり口を丸くしつつ縦に大きく開ける事を意識するといいでしょう。「い」と「う」で響かせるのが難しいですが頑張ってください。

練習として、歌いたい曲を流しながら、歌詞に合わせて口を動かす(声は出さないか、ささやき声でいい)のが有効です。その時、sとかtとかrみたいな子音をすごく強調した感じでやってみてください。


○自分の出してる音程や音符の長さを意識し、曲に忠実に
上手くなるためには、歌いたい曲を集中して何度も聞くのは効果的です。よくある「下手に聞こえやすいポイント」として、伸ばすべき音をすぐぶちっと切ってしまうのが耳につく、というのがあります。フレーズの最後など、余裕を持って伸ばしたあと、ブツ切りするのではなく優しく切ってください。また、CDをよく聞きながら一緒に歌ってみると、音程をちょっと勘違いしていたというのもよくあります。自然な流れとちょっと違うオシャレな音程をきちっと決められるとかっこいいです。<ちょっと応用的なトピック>

○ブレス(息つぎ)
合唱の場合は全員揃える必要があるので、ブレスの数を少なめにすることが多いですが、一人で歌う場合ブレスは多い位でちょうどいいように思います。フレーズの途中で吸うのは良くないですが、休符があれば積極的に吸って、肺の空気残量に余裕を持っておくことで、歌の細かなニュアンスに気を配ることができます。
あと、腹式呼吸ができてるの前提ですが、息を「吸う」という意識はあまりよくない。喉がすぐ渇きます。緊張させてたお腹の力を抜いた瞬間に、鼻から「スッ」と自然に空気が入ってくる+お腹が膨らむのが自然なブレスです。

○高い声で歌う
人体の構造上、低い声には限界があるそうですが、高い声は訓練しだいで誰でも相当出せるらしいです。こればかりは体にコツをつかませるしかないので、「自分の限界〜ちょっと上」くらいの曲を歌いまくってください。僕はこれで長い時間かけて地声が3全音以上伸びましたが、もっと出すには根本的に違うやり方が必要なようですね。目下研究中

○強弱
曲やフレーズの中で音量に強弱をつけるとうまく聞こえます。特に、サビの前など盛りあがりどころは、1〜2小節使ってクレッシエンド(徐々に強く)をかけてやるとドラマティックです。

○ハモり
我々のようにピアノとかバイオリンとかやってない人間がハモりを習得するには、とにかく聞いて聞いて聞きまくることです。そのうち、今までは音が重なってるとしか認識できなかったのが、二音別々に認識できるようになってきます。認識できれば自分でもハモれるようになり、さらに経験を積めば即興で音を重ねられるようになります。

デスボイス
水を入れずに上を向いてうがいする動作をすると、空気が細くなった喉を通ってシューって音がすると思います。それを有声音でやると「ヴァーー」みたいな声になるかと。ここまでできたら、正面を向いてそれを強くやるだけでも一応デスボイスになりますが、これだと喉締めすぎで声出す時声帯に負担がかかるので、吐く時みたいにもっと喉を開いてやると喉を痛めにくいデスボイスになりますよ。まぁ、できても役に立たないんだけどね。


注:予定していた第二回講座「Kanedoのパーフェクト意中の相手とコスプレえっちに持ち込む方法教室」は諸事情により中止となりました。再開の予定は、ありません(´・ω・)