地域でなく年齢層で選挙区作ろう(前編)

数日前、唐突に思いついた(´・ω・`)<注意事項>
ネタです(´・ω・`)<要旨>
世代対立が話題になってるから、もう堂々と対立すればいい。国会議員の選挙を、「東京12区」みたいな小選挙区制で地域ごとに議席を割り当てるのでなく、たとえば20歳〜30歳の投票で50議席、60歳以上の投票で50議席というように割り当てて(各年齢層で同じ議席数)、全国を一つの区と見た選挙にしよう(´・ω・`)

各選挙区では指名制と比例代表を組み合わせ、死票を可能な限り減らす。議員が全国を行脚するのは難しいので、必然的に新聞、テレビ、インターネットといったメディア中心に選挙活動をすることになる。また、二大政党制から多党制になることを前提としている(´・ω・`)<目的と長所>
●日本を長期的に滅ぼす「シルバー民主主義」の除去。

5〜7つに分けられた年齢層にそれぞれ同じ議席数を割り当てるので、一票の重みは世代別人数比の逆数となり、老人に数で押し切られて若者に不利な政策が通り、日本の未来を食いつぶす可能性が減る。若者の政治的無関心は、自分が何を言っても政治には影響を与えられないという無力感が原因であり、力をもった自分たちを実感すれば投票率も上がる公算が高い。老人たちも対立が明確になればただ黙ってるだけではなく、投票で主張するだろう。この手は荒療治であるが、日本の民主主義を復活する方法としては現状維持よりずっと見込みがあるだろう(´・ω・`)

結果、若者有利の新たな不平等が生じるのだが、第一に、明確に老人に不利な政策に関しては、老人が一致団結すれば一致団結した若者と同じ影響力を持つのでシルバー民主主義下における若者ほどは不利ではない。第二に、人口統計(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001010882)を見る限り、60歳以上をひとまとめにしても20台のせいぜい2倍強で、現在黙認されている一票の格差より小さい(´・ω・`)

死票を減少させる

これはどちらかといえば小選挙区制の問題点だが(´・ω・`)

僕は二大政党制が嫌いだ。巨大化した「国民政党」は、もはや誰(の利益)を代表をしているのかがわからない。富裕層と労働者、みたいな対立軸が明確でないうちの国ではなおのことである。一対一の競争で勝つには真ん中あたりの支持をいかに取るかが重要という都合上、必然的に政策が似たり寄ったりになる。自民党民主党はどちらも「一般的世論」という存在しないものに語りかけるはめになるわけだが、それと僕が違いすぎるのでどちらも支持しない。僕の利益、思想を代表しうる政党がない。かといって現状の選挙制度では、例え面白い政党が出てきてそれに投票しても死票になるので意味がなく、結果選挙の日は投票行かないで家でボンバーマンでもしてることが最善策となる。国会議事堂にパワーグローブで爆弾を投げ込む妄想でもしつつ(´・ω・`)

各地に散らばって死票となっている「小さな異端」の票を集めれば、ちょっとした勢力となるような制度が望ましい。さらに、今の政党とメディアの大きな問題点は、問題発見能力/問題設定能力がないことだが、政党が増えれば新しい視点が増え、それについて与党に近い側を巻きこんだ議論が起こる可能性がある。右翼もエリート主義者もジャコバン派共和主義者もアイドルオタクも抱え込んでこそ民主主義である(´・ω・`)

●利権よりも政策で議論が行われる
地方でバラバラに選挙を行い、大きな政党がそれぞれの選挙区に候補者を送り込むという方式は、必然的に「お前に票を入れればうちの市の利益になるのか?」という利権誘導を生む。全国を一つの選挙区にすることで、あからさまな金権政治を抑制することができる(メディアで「〜市に便宜を計ります」という趣旨の発言をすれば他の地域から反感を買う)結果、メディアを介した政党のアピールは政策の内容重視となり、いままでのように「結局は利権」という手が使えないので、政策を有権者に丁寧に真剣に説明する必要が生じる。同じテーマについて複数の教師(政党)が違った立場から解説するのは非常に有効な教育法で、これは学校を卒業したのに政治や経済についてあまりにも無知な大衆を「市民」にする第二の学校となりうる(´・ω・`)


無論、これには数えきれないほどの問題点やデメリットがあり、結局のところは実行できない。それについては次の記事で書く(´・ω・`)


ただ、この国の三大終わっているもの「民主主義」「教育」「メディア」を多少なりともマシにするための思考実験として面白いのではないかと思う。賛否両論歓迎(´・ω・`)