10月病をうつしてあげよう

先週日本に帰ってきてから、まだ10月病(ちょっと勉強したくなる4月病の冬学期版)が続いている。というのも、


1:ちょいと海外に行ってきて、自分の能力の不足部分を直視した(特に英語)
2:来年あたりからガチで就職氷河期が来るので、栄養を蓄えないと凍死する


まず前者。昔はリーディングはそこそこできるけど他がダメだ…と思ってたのだが、実は全部ダメであることが明らかになった。単語の語彙が足りないから読むのが遅い。前よりは速くなったけど、英字新聞や英書を読むのにイライラしてるようでは英語を使えることのメリットなどろくに発揮できん。まぁ専門の勉強はそこそこ順調に進んでる気がするが、それだけじゃ長期的に見て他の優秀なビジネスマンと差別化できんし、教養のための教養とか嫌いだけど最近知的好奇心をもてあまし気味だし、こまったなぁ。


そして後者。俺の一番行きそうな金融業界(証券系)が救いようないほどズタズタ。就活は目下の状況じゃなくて5年後10年後を見据えてやるべきだと思うし、今の状況が5年10年続くとは思わないからそれでもとっ込むけどね。イメージとして、同じ方向向いてる同世代有名大生全体のトップ100以内くらいには位置づけないと厳しそう。高校生の時みたいに測定基準が無いから適当だけど。


さて、実際は危機感と行動がそこまで一致してるわけではなく、池袋で映画見たり電脳世界でテロリストと闘ったりしてるわけだが、11月病がこないうちに養分をできるだけ摂取する予定。同じく迫りくる氷河期にガクブルしてる諸君のために、今やってる勉強を公開して10月病をうつしてあげよう。あんまり詰め込むと三日坊主と化すので量自体はゆるい。


○英語
まずとにかく語彙が足りないので、「TOEFLテスト英単語3800」を始めた。リスニングはipodで更新の頻繁なニュース系podcastを毎朝更新して(PCにさすだけ)、登校中ずっと流している。CNNの各種update、BBCの"Newspod""Global news"、あと"Nightline(ABC news)""The wall street journal this morning"などおすすめ。これに加えて、来週あたりに免許の試験が終わったら英The Economistの購読を始める予定である。トルコにいた二ヵ月半で、ライティングとスピーキングは基礎さえできていればやればやるほど伸びる(就職後でもいい)と確信したので、勉強しやすい語彙とリーディング、リスニングを徹底的に強化して基礎を作る。


○専門の勉強
とりあえず、授業に追いつくのが先決でとても手を広げてられない。取っている科目は「マクロ金融」「ミクロ金融」「基礎計量経済学」「金融ファイナンスA」「流通システム」「ビジネスエコノミクス入門」「英書購読(アメリカの国際経済政策)」と要するに金融、経済学寄り。ちょっとしんどい。落ち着いたら簿記一級の勉強を開始して、来年6月に受ける。日経も隅から隅まで読んでいるわけではないが、重要な記事の他に「自分が行くかもしれない業界の決算」「この状況で増収している企業」などアンテナを数本張ってそれに引っかかった記事は読んだり、切り取ってためたりといった感じ。


○その他(趣味の読書)
文系に最低限必要な自然科学の教科書「サイエンス・ミニマム10++」と、誰かがすすめてた「寝ながら学べる構造主義」を通学の時間帯で読んでる。「戦略サファリ」「ブルー・オーシャン戦略」「カクテルパーティーの経済学」「ハーバード流交渉術」がそれぞれ家で積ん読orつまみ食い状態。国際関係で面白い本が欲しい。


海外研修の大きな成果の一つは、他人にあれやれこれやれ言われなくても自分が何をするのがよいか判断できるようになったことだ。ちなみに現在サークルで組んでるバンドが無い+民間奨学金もらってるのでバイトもないで結構暇なので、遊びに誘っておくれ。