就活で大事な気が個人的にすること

僕がブログで就活について普段記事を書くときは、「とにかく本を読みなさい」「大学や組織の外に出ていろんな世界を見なさい」といった感じで、内面的な部分について話すことが多いのですが、それ以外に大事だなぁと思う点、すなわち外面(そとづら)について、思うことを述べてみたいと思います(´・ω・)


特に意識すべきは次の点です。


・姿勢
・豊かな表情(特に笑顔)
・声の抑揚
・身振り手振り
・聞くときの動作や相槌

さて、僕は「生き様は顔に出る」というのは相当程度正しいと思っていますし、言葉を数往復すればその人がどういうタイプの人間か(外交的か内向的か、プライドが高いか、頭がいいか等)が結構わかると感じます。上であげたような外に出てくる部分は、自分が喋っている内容と同じように、自分がどういう人間かというシグナルを送るので、強く意識してコントロールしなければいけません。例え知的だったり誠実な人でも、この多分一般に「誠実」と認識される特徴のうち、性格面は7割くらいで、残り3割はこういう問題じゃないかな。見た目や言い方を完全に無視して内面だけで判断するなんて対面では無理ですね(´・ω・)


例えば面接やOB訪問で、「斜に構えてる」「協調性がない」などのフィードバックをもらった人は、言ってる内容だけでなく、上記のように外面的シグナルにも問題がある可能性があります。自己チェックしてみてください。


・猫背、あるいは緊張しすぎてなんか不自然なまっすぐ姿勢
・表情が少ない。ネガティブな反応をすぐ顔に出す。
・平坦なイントネーションで低めの声。
・手はおひざ
・聞くときも無表情で「あ、はい」とかうなずくだけ


逆に高評価を貰う人は一般的に、今までの人生における人付き合いの経験から、以下のようなことを自然と行っています。


・猫背にならず、緊張で背を張りすぎず、リラックスしながらもまっすぐな姿勢を取る
・笑顔が多く、面接官も引き込んで笑顔にしようとする(面白いことを言って笑わせるとかでなく)
・抑揚のある声。それでいて大きすぎたり、わざとらしくない。重要な部分はわざと少しゆっくり喋るなどの緩急をつける
・オーバーすぎない程度に手振りをつける(自分の言おうとしていることを手振りで可視化する)
・もっと聞きたいという好奇心旺盛な目、やや前傾して相手の話に食いついたり。その食いつき具合にも、全部前傾姿勢でうなずくのでなく強弱をつける


そして、これらは心がけと訓練次第でかなり変えられるものです。個人的な経験として、例えばかねどーは今でこそ一応は社会に適応してますが、高1位まで外見も内面も、わりとステレオタイプな「キモオタ」でした。より具体的には、角刈りの太眉毛でユニクロの色が薄いチェックのシャツをGパンにタックインして、リュック背負って電車の中でゲームボーイアドバンスやってる男子校生でした(´・ω・)


ある日、あまりに非モテすぎて頭がおかしくなったのか「ダメだ。このままでは一生もてないし童貞のままだ。そんな自分は認めない。変化しなければ。Yes,we can!」みたいな感じで突然奮い立ち、今までの自分を否定しながら1からファッションと社交の基礎を研究し、習得しはじめました。恥ずかしいからESには書きませんが、あの頃の、「モテるためなら手段は選ばないし自己否定も厭わない」みたいな気迫と挫折は、その後のかねどーにとって大事な経験だったと思ってます。ただし内面はそのまんま。それはともかく、社交面においては以下のようなことを考えて実行しました(´・ω・)


・塾に行くたび、女の子に一回は話しかける。男子校生活が長い人はわかると思いますが、本当に話し方を忘れるというか、何を話していいかわからなくなるんですよね。最初は授業の話をしたり時間を聞いたりばっかりでした。キモス
・表情筋のトレーニング。毎日鏡の前でくっきり笑顔を作ったりして筋肉をほぐす。
・姿勢を正す。立つときは膝を曲げずまっすぐ。背筋も張りめ。これを意識しなくても自然とできるようにする
・話すのが上手、聞き上手だと自分が思う人やテレビの芸能人を参考にして、聞くときの動作、相槌、言葉の抑揚などをコピーする。自分が笑顔だと相手も自然と笑顔になるので、笑顔の割合を増やす


今では完全に内面化されて、意識しなくてもやっていることです。元々小さい頃から社交的に育って、こうしたことが自然とできる人から見たら、このような努力は滑稽にうつるかもしれませんが、かねどーのようにそうでない人はどこかで訓練した方がいい。大学生にもなると誰も言ってくれません(´・ω・)


内面>外面とか、内面と外面がきれいに切り離せるとかいう信仰は、なんだか「近代」的で違和感を感じます。自分が外面を変えなかったら今の内面ではなかったと思いますし。「企業が自分の内面を見てくれない」「薄っぺらい『コミュニケーション能力』ばかりが重視されている」と嘆く人が時々いますが、内面までダメに見える外面を意識的に矯正することで、その何割かの人は悩みが解決できるかもしれません。明日から気をつけてみてください(´・ω・)